2012年5月20日日曜日

(韓国番外編)2012年 W20 麗水(ヨス)国際博覧会(EXPO)に行ってきました

気がつけばもう5月、今年のBlogはまだ2つ目?
前回投稿した、麗水(ヨス)EXPOでのNFC実験を取材に行きました。EXPOは5月12日より開催されており、日本人としてはたぶん早い方でしょうね。

<あまりにも遠い麗水(ヨス)>

ソウルからヨスに行く方法はいくつかありますが、一番早いのはKTX(高速鉄道)を利用する方法。今回のEXPOに合わせてKTXにYOESU EXPO駅ができました。それでもソウルからヨスまでは3時間半もかかります。当日朝8時に出て、会場いついたのはもう11時半過ぎ。。この時点ですでにお疲れです。

KORAILが誇るKTX高速鉄道(TGV系の車両)

今回のEXPOに合わせて新設されたヨスEXPO駅

<超特大マルチスクリーンに感動>

駅から一番近いGate3から入場すると、そこがデジタルメディアゾーン。ちなみに入場券は事前にネット上で購入するか、当日購入することになっている。カード型の入場券は(手持ちのgalaxy Nexusで読むと)Type AのMifaire タグが埋め込まれているようだ。ちなみに当初予定されていた(NFC対応)スマホでのダウンロード型入場券の企画は当日に間に合わなかったようだ。(これはNFC実験のひとつの目玉と思っていたので。。かなりがっかり)

NFCに対応した入場券読み取りゲート。特にそれ以外の機能はないようだ

天井一面に張られたLCDパネルの画像

自分の写真を撮ると巨大なクジラに自分の写真がアップロードされる

この巨大LCDスクリーンはNFCとはなんら関係ないと思われるが、とにかく大天井を覆いつくすLCDのパネルが一枚の巨大パネルとしてスクリーンになっている。おそらくLGの技術ではないだろうか。。訪問した人は間違いなく注目し、感動するはずだが、本EXPOのテーマである環境との共生、グリーン。。エネルギー。。のテーマからするとはたしてこれだけのLCDを駆動するための電力はどれほどのものだろうか?と電力に敏感な日本人は思わず「もったいない!」と叫んでしまった。

たとえば「この電力はすべて会場内のメガソーラからの電力で賄っています。。」的なおちがあればよかったのだが。。。

今回のEXPOはなんとなく韓国国内を対象にしているようだ。それもヨスの近隣都市に対してヨスをPRするかなり内向きなイベントの印象が強い。特にインフラ整備の一環と言ってもいいかもしれない。各パビリオンは斬新で目を奪われるが、事運営や中身、コンテンツについてははっきり言って未熟な感じを受ける。おそらく同類の愛知万博とは全く質が異なるだろう。

万博の目玉:水族館(韓国には水族館が少ないらしい)

八景島や沖縄ちゅら海水族館でおなじみの水中トンネル


振り返ってNFC実証実験で掲げていた以下の事項は?

1) NFCモバイル入場券 ×
2) スマート駐車場 ×
3) NFC Wall ×
4) NFC Audio Guide ○
5) パビリオン予約 ○
6) 情報KIOSK ○

決済系にはNFCは利用されていなかった。

NFC(入場券)を利用したパビリオン予約システム


総じてみれば、目的であったNFC実証実験の取材は期待はずれのものだった。やはり今年の2月に実験を企画し、3ケ月の期間ではあまりにも時間がなさすぎたのではないだろうか?せっかくの実験フィールドなのにもったいない感じだ。

夜8時50分のKTXに乗車し、ソウル駅についたのは午前1時過ぎだった。。さすがに日帰りはきついな。
それでもヨスEXPOに行ってみたい方は以下を参照下さい。

http://jpn.expo2012.kr/main.html