2011年11月24日木曜日

2011年 W46 iPhone4をこの方法でNFC スマートフォンに!

今まで、様々なNFC化をご紹介してきましたが、今回はiPhoneをNFC対応にする方法です。

私の知る限りでは、以下のような方法がありました。

1) VISA Internationalが米国のDevice Fidelity社のMicroSD + アンテナ付裏蓋ソリューションでNFC(VisaWave)を利用可能とするもの

2) 中国のギンレイカードが使用した、米スクエア社のマイクジャックに取り付けるNFCドングル(リーダ機能のみ)

3) そして今回紹介する、韓国KTが発売開始した、カナダ社のiCarte4という製品をベースにしたNFC対応化ソリューションです。

<NFC化の順番は以下の通りです>

1. iCarte4のiPhone用カバーを用意する。上部と下部が分離している。

見た目は普通のアイホンカバー  

2.iPhone 4を用意し、

まず下半分をかぶせる。コネクターが差し込めるようになっている 

3.専用アプリ(olleh Touch NFC)をAppStoreからインストール

KT専用のアプリ My Walletがインストールされる 
 * 裏側はこんな感じ。普通のiPhoneと同じ






4. 実際に使用してみる。

KTのCash BeeというNFCカードが使用できる
 * このCashBeeに10,000ウォンをオンランでチャージし、実際にソウルの地下鉄で使用してみた。
その結果普通に使用できた(あたりまえですが)。その結果残高が9,000ウォンになっている。

ハードウェアから、アプリ、サービスまで、普通にiPhoneを使用して利用することができる。日本人にしてみれば普通だが、iPhoneでできるところが斬新か。以前のVisaのトライアルでは基本的にVisaWaveしか利用できなかったが、今回のソリューションではNFCの持つ様々な用途に利用できる。プリペイド(交通系の支払い、コンビニでも買物)、クーポン取得、メンバカード、ポントカード、電子名刺交換(P2Pアプリ),、など普通に可能だ。当面iPhoneがNFCに対応しない中、このソリューションはすぐに利用できる点でおもしろい。

日本で使えたら、ちょっと自慢できるかもね!

以前試したSKテレコムのGalaxy S2で実現しているNFCはSIM カードベースのNFCであるのに対して、KT/iPhone NFCでは外部メモリーでNFC/SEを実現している。(それしか方法はないが)。そのため、残高確認もオフラインでできる。(SKテレコムのT-Cashの場合はサーバー側で残高を管理しているため、電波のないところでは残高が確認できない)。その意味ではiPhone/NFCの方が自由度が高い気もした。

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