2012年10月7日日曜日

W40 RFID/USN show 2012 訪問記 Part2<大学編>

Part1 続き、Part2です。RFID/USN NIPAブースで見たNFCアプリケーションで、大学における応用例です。

<学内でいつでも、どこでもレポートをプリントアウト>

(クラウドベースのプリントサーバー・サービス)

最近ではビジネス環境と同様、学生も自分のスマートフォンやタブレットを学内で使用する機会が増えてきました。そこで問題になるのは作成したレポートや資料のプリントアウトです。
学校のPC室であれば専用のプリンターがあり、いつでもプリントアウトができる。しかし自分のスマートフォン、タブレットではそうはいかない。
そこで開発されたのが、いつでも、どこでも自由にプリントアウトができる、クラウドベース・プリントサービスだ。更にスマホのもつNFCを個人IDとして利用することで、個人の認証、課金等を行うことが可能となった。

キャノンの複合機とNFC R/Wで構築した個人クラウドプリントサービス
利用の手順はこうだ。

1. スマートフォンから、WiFi越しに利用可能なプリンターを探す
2. ターゲットのプリンターに出力をする
3. ターゲットのプリンターに出力を取りに行く(上記の写真)
4. 右上にある、NFC R/Wに自分のNFCスマホをかざす(事前の登録が必要)
5. かざしたIDをリーダが読みとり、センターにて認証を行う。
6. 認証されるとクラウドプリンターサービスのDBにスプールが開始される
7. 再度スマホをかざすと課金が可能な場合、プリントアウトが開始される

同大学では、このようなプリンターがキャンパス内に数か所あり、また別の場所にあるキャンパスにも設置されている。一度スプールされたデータはクラウド上に保管され、いつでもNFCスマホをかあすだけで再印刷が可能だ。



デモ映像


同様にキャッシュレスサービスとして、NFCを利用した、セルフレジも利用されている。

NFCを利用したセルフオーダ、支払システム
 同サービスはともに大学で実践されているものであるが、形を変えればすぐにでもビジネスに応用できる実用的なサービスだ。

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