前回のW20 Updateで予想した通り、Google Walletは韓国企業に非常に有利であるという予測が早くも的中しました。Google WalltのバックエンドシステムをSK C&Cが受注したという内容です。今後もNFC関連企業がこのビジネスチャンスをつかんで行くでしょう。これで世界でのNFCモバイル決済が一気に進む予感がします。この分野で日本の強みは何だろう?
2011/06/01、アジア経済新聞
<SK C&C、グーグルにモバイル決済基盤技術ソリューション>提供>
SK C&C(www.skcc.co.kr)が米国First Data Corporation(FDC)と手を組んで最近モバイル電子決済市場に参入したグーグル(Google)を相手にモバイルカード発給およびアカウント管理のための基盤技術を共同提供する。モバイル決済過程で取得された顧客情報をカード会社と通信会社間に共有されないようにする'信頼サービス管理(TSM・Trusted Services Manager)'サービスだ。
SK C&Cは昨年北米クレジットカード決済市場40%を占める世界最大電子支払決済サービス企業のFDCとのパートナーシップ締結を通じて北米市場のTSMソリューション事業に進出したことがある。
6月1日業界によればSK C&CのTSM技術はグーグルのモバイル電子決済サービスの'Google Wallet'に全面適用される。 グーグルは5月26日(現地時間)米国、ニューヨーク事務所でGoogle Walletを正式に公開してNFC基盤のモバイル電子決済市場進出を宣言した。現在の'Google Wallet'を利用可能な端末機はスプリント社で供給するサムソン電子のネクソスSでグーグルはニューヨーク・サンフランシスコなどで初めてのサービスを始める予定だ。
ある業界関係者は"TSM技術は近距離無線通信(NFC)技術と共にモバイル電子決済サービスの核心技術に該当する"として"特にモバイル決済がなされた後カード会社と通信会社間収益配分方式にあって顧客情報に対する部分が核心に浮び上がりつつより一層重要になった"と説明した。
グーグルがSK C&CのTSM技術を適用する場合SK C&Cも大きい手数料収益をおさめると予測された。"正確な契約金額は契約性格上明らかにすることができないととして"モバイル電子決済市場の潜在性とグーグルという特殊性を考慮する時(ロイヤリティー形式の)代価が相当すること”と述べるに留まった。
市場規模を考慮するとSK C&Cがグーグルなどモバイル電子決済分野で稼ぐ収益は今後大きく増えると予想される。米国ペイメント専門コンサルティング会社のEDCによれば2015年頃米国のモバイル電子決済市場規模は675億ドルに達する見込だ。昨年市場規模の28億ドルを考慮する時、年平均100%に達する成長の勢いが予想される。
一方、SK C&Cは去る4月FDCとNFC基盤のモバイル決済システムを商用化して直接支払う形で取引できるサービスをリリースした。 グーグルもシティ・マスターカード・シティーバンク・スプリントなどと提携を通じてモバイル決済市場競争を準備してきた。また先月Google Walletを通じてNFCを利用したモバイル決済市場進出を公式宣言した。
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